低圧発電事業にはミライはない?

国は、電気を送る送電線の混雑(太陽光発電が主な要因)が全国的に発生している中にあっても、主に次の2つの対策を取ることで、太陽光発電の増強を継続させるとしています。

ひとつ目は送電線の容量を増加させること、もうひとつはハード・ソフトを駆使し送電線の混雑を解消する仕組みを電力市場に立ち上げること、です。

このうち送電線の容量増加については大きなコストと設置に長い時間がかかってしまうことから、送電線の混雑解消を優先して取り組むとしています。しかしながら、この混雑解消の仕組みは、低圧太陽光発電所(設備容量が50kw未満)との相性が悪いとされているところです。

弊社は『ミライインフラセイビ』をキャッチフレーズに低圧発電所の開発を進めてきましたが、これが本格的に運用され始めると、次第においてけぼり(=今以上に出力制御が増える)を食らい、将来的には爪弾き(=廃業)させられてしまうのではないかと心配するところです。

 RE・ミライインフラセイビ

本当に低圧発電所にはミライはないのでしょうか?

この残念な筋書きが現実になってしまわないよう、何としてもその解を見つけ出し、弊社の『RE・ミライインフラセイビ』に繋げていかなければなりません。

このRE・ミライインフラセイビへの取組みについては、弊社へのインセンティブ、そして(いつかは同じ悩みを持つ時が来るだろう)同業者、特に九州の皆様の一助になることを願って、ウェブ上に公開させながら行って参ります。

緒方 原尻の滝

 4つの強み

  • 太陽光発電事業に係る事務手続きのノウハウ

 これまで、発電所の設備工事こそ関わらなかったものの、事業用地の確保のほか、土地の権利登記、固定価格買取制度(FIT制度)の申請、保安規制に係る届出、電力会社との電力受給契約等の事務手続きに関わることについての多くを当社で行ってきました。

  • 太陽光発電所の点検・保守電気工事

 当社が発足して早速、収益の減少につながる大きな問題が生じました。ひとつ目はこれまで出力制御の対象外だった自社発電所がその対象に含まれるようになったこと、もうひとつは発電所の電気的劣化が想像以上に進んでいたことです。
 ひとつ目の問題に対しては、出力制御される量を少しでも減らすためにパワーコンディショナー等の取り替えを行う必要があり、もうひとつに対しては、劣化状況を常にチェックし、更新が必要な場合はこれを適切に行っていく必要があります。しかし、これらの作業を他社に委ねてしまえば費用が嵩(かさ)んでしまいますし、電気工事技術の習得にも結びつきません。そこで、当社に電気工事業も新たに立ち上げてこれを行う体制を整えました。

  • 『太陽光発電事業評価技術者』の資格

 『太陽光発電事業評価技術者』※ という資格を取得しました。これは太陽光発電事業を「権原・法令手続き、土木設備、構造設備、発電設備、(住民との共生)」の構成要素に分け、それらの適正さを100以上の項目で評価する技術者のことです。この資格を取得したことで太陽光発電事業全般に係る知見を深めることができました。
 また、今期中に太陽光発電設備保全技術者 ※ の資格も取得する予定です。
※ 資源エネルギー庁の支援により設置された委員会が行う認定制度

  • 事業者側と地域住民側との両方の立場・目線

 当社のあるこの地域には多くの太陽光発電所が設置されていますが、残念ながら、管理の行き届いていない(目先の利益のみを追求し、地域住民の皆様の迷惑を省みない)発電所が少なからず存在しています。
 当社は発電事業者であると同時に、住民の方々とこの地域を守っていかなければならない共同体の一員です。
 当社がこの両方の立場・目線を持ち合わせているということは、太陽光発電事業を「地域共生」の観点から考える上で非常に有効であると思っています。